まずはエリアの決定

土地探しはまず『エリアの決定』からです。
生活の利便性を考え通勤・通学を優先するのか、または環境や住みやすさを優先するのか、
何にポイントを置くかでエリアがおおよそ決まってきます。

エリア決定のポイント

通勤や通学 距離、所要時間、交通機関の状況
最寄り駅 距離、所要時間
市役所等の公共施設  距離、所要時間、施設の規模や内容
医療施設 距離、所要時間、診療科の種類
スーパーやコンビニ 距離、所要時間、商品価格、営業時間
周辺環境 交通量、騒音、振動、大気汚染
近隣状況 近隣住民の雰囲気、自治会の内容
日当たり 真南方向の確認、その向きに建設可能か

今選んでいる土地は一生付き合っていく土地です。将来はあなたのお子さんが引き継ぐ土地でもあります。
購入後に後悔しない為にもじっくり慎重にエリアから選んでいきましょう。

その土地に家が建てれるか

家を建てるには建築基準法という法律を守らなければなりません。

土地と道路の関係

住宅用の土地には、幅員が4m以上の道路に間口2m以上接していなければなりません。もし、前面道路が4m未満の場合は、その道路の中心線から2m敷地内に後退したところが道路境界線となります。その分家を建てる為の土地が削られることになるので注意が必要です。

道路の種類

道路には『公道』と『私道』があります。公道は国道・県道・市町村道といった行政が所有する道路です。私道は一般の人が所有する、敷地を通行用に利用している道路です。前面道路が公道であれば問題ないですが、私道の場合は個人の所有ということもあり、しっかり調査をしなければトラブルに巻き込まれる可能性があるので、注意が必要です。

土地の地盤状況

家が丈夫でも、土地が軟弱地盤だと全く意味がありません。

地盤状況の確認

  • 傾斜地や窪地に土を盛って造成してある土地は、転圧状況により地盤が軟弱の場合があります。
  • 道路より土地が低い場合は、水が溜まりやすく地盤が軟弱の場合があります。
  • 水はけが悪いと地下水位が高い可能性があり、水はけを良くする工事が必要になります。

家を建てる前には必ず地盤調査が必要となります。調査の結果、軟弱地盤であっても地盤改良などの地盤補強工事を行えば安心して家を建てることができますが、もちろん補強工事には費用が発生します。初めから軟弱地盤と疑わしい土地は避けることが賢明です。

土地の費用

土地代以外にも、家を建てるために想定外の費用が発生する場合があります。

土地代以外の隠れた費用

  • 地目が宅地ではなく農地の場合、農地転用申請が必要となり、地目変更登記費用が発生します。また、畑土の処分費や埋め立てが必要なら、盛土費用が発生する場合があります。
  • 隣地や道路との高低差が1mを超える場合は、擁壁工事にかかる費用が高額になる場合があります。
  • 敷地内まで上下水道が来ていない場合は、引き込みの費用が発生します。また、下水道が近くにも来ていない場合は、合併浄化槽の設置が必要になります。

土地を購入する際、土地代だけに目が行きがちですが、家を建てられるようにするまでに想定外の費用が発生してしまうと、資金計画が狂ってしまうので注意が必要です。

日当たり

家は南向きにすると日当たり良好、日影も良好です。

なぜ南向きがいいの?

  • 冬の南鉛直面は直達日射量が一番多いため、南面に窓があると寒い冬にたくさん日射を取り込むことができます。
  • 夏の直達日射量は水平面がダントツですが、南鉛直面は北鉛直面の次に直達日射量が少ないんです。南面の窓上に庇を設ければ、室内への日射の侵入を防ぐことができます。
  • 南面は一日を通して日当たりが良いため、洗濯物も乾きやすく、室内も明るく、湿気やカビの心配もありません。
日当たり

南中時刻って?

  • 南中時刻は、太陽がちょうど真南にくる時刻です。
  • 建設場所と日にちによって時刻は違ってきます。調査日の南中時刻を調べて、その時刻の影の向きから真南方向を特定します。

周辺建物の影響

  • 周辺に建物がある場合、天気のよい日に影の様子を確認しておきましょう。

土地探し

土地探しのご相談承ります。
しっかりヒアリングをして、お客様にとってよりベターな土地を提案いたします。