「収納」のお話、第二弾です。
今回は「土間収納」に焦点を当てていきます。
文字通り土間なので、靴を履いたまま出入りできる収納です。
玄関に隣接したタイプや、外から直接出入りするタイプ(階段下が多い)などが挙げられます。
いわゆる物置を家の中に設けた、といったところです。
ガーデニング、キャンプ用品、掃除道具、ベビーカー、趣味のモノ(自転車、釣り竿、サーフボード・・・)など、
様々なものを収納できます。
玄関に何気なく置くと、狭くなって出入りしづらいです。
急な来客がある時も、土間収納があれば、とりあえず仮置きして隠せます。
そんな土間収納の活用例をご紹介します。
以下、八万町内浜のモデルハウスの土間収納の活用例を4点にまとめて説明します。
実際に生活している家でもあるので、参考になると思います。
① 特注のスウィングドア
自転車やベビーカーやワゴンを出し入れしやすいように両開きのスウィングドアにしました。
オークの突板張りで建具屋さんに特注しました。
色は濃いめ(ウォールナット色)ですが、木目を活かした色です。
プラネットジャパンの自然塗料(オイルステイン)で塗っています。
この塗料(プラネットカラーのグロスクリアオイル/ウッドコート)はハケで塗ってからウエスで拭き取るので、ムラになりにくく、DIYにオススメです。
押しても引いても開き、勝手に閉まるので使い勝手がいいです。
ウェスタンドアのようにバネが強くなく、自重でゆっくり閉まるので安全です。
② サイクルラック
自転車はハンドル、ペダルなどでかさばるので、立てて収納できるサイクルラックがオススメです。
前輪が上になるよう立てて引っ掛けます。2台収納する時は高さをずらし、斜めにすると干渉しません。
サイクルラックは、柱・間柱に届くまでの長いビスでしっかり留めているので、落下の恐れはありません。
設計段階で計画しておくと、自転車を立てることを想定して、天井高を高くできます。
また、自転車に干渉しないように照明器具の配置も検討する必要があります。
③ ガレージフックで浮かせる
足場台(脚立)、アウトドア用の椅子、自転車の空気入れなどはガレージフックで浮かせました。
モノを平置きするとかさばります。しかし、立てて収納すると省スペースです。
フックは腕の長いもの、J型のものなど、色々あるので引っ掛けるモノによって対応できます。
ただ、脚立などは重たいので、柱や間柱の位置にフックを取付けないと脱落する恐れがあります。
重たいモノからレイアウトを優先的に決めることがポイントです。
自転車やサーフボードなども同様です。
掃除用具(ホウキやバケツなど)は軽いので、柱や間柱がない箇所でも脱落しません。
軽いモノは合板にビスが効いていれば十分なので、後から隙間を埋めるよう取付けても構いません。
④ 壁はOSB合板で仕上げ
自転車や外で使うモノを引っ掛けるとなると、OSB合板仕上げの壁がオススメです。
OSB合板だと、タイヤなどで擦っても黒い汚れが目立ちません。
また、フックのレイアウト変更をしてもビス跡が目立たないのがメリットです。
また、有孔ボードをかけると、小物をスッキリ収納できます。
このように土間収納を活用すれば、かさばる荷物や道具も整理でき、使いたい時にすぐに出せることができます。
注文住宅では、お客様のニーズに沿って土間収納を付加し、大まかなレイアウトもご提案できます。
弊社では間取のお打合せをする際、お客様の趣味を必ずヒアリングします。
現在特になくても、「新築の広い家に住めるようになったら、こういう趣味をしたい、モノを集めて飾りたい」など、あると思います。
何となくあったビジョンを明確にし、プランに落とし込めば、スムーズに間取は決まってきます。
間取り・収納についてご興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
また、常設モデルハウスが2棟、南矢三町と八万町内浜にあります。
2棟とも土間収納やパントリーをはじめ、収納量が多い家です。
常設モデルハウスは随時見学できます。(※見学は予約制)
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