「床材」についてのお話です。
弊社では、新築・リフォームで推奨している床材は、「杉」です。
それも「無垢、無塗装」の「杉」です。
「突板」や「シート張り」のフローリングは削ると、下地の合板がでてきます。
(ミルフィーユみたいに層状になっているからです。)
一方、無垢は削っても同じ木のままです。
しかも、無塗装なので、削っても塗膜の剥がれもありません。
サクラやオークなどの「堅い」木は毛羽立つので、塗装品か現場で塗装するのが通常です。
しかし、杉は「柔らかい」ので、無塗装でも毛羽立ちがありません。
塗装しない方が、表面温度が高く、足元がヒンヤリしないのでオススメしています。
ただ、杉で無垢無塗装は・・・
「シミができる、傷がつきやすい」といった声が多く・・・
敬遠される方がいらっしゃいます。
そこで、逆にお手入れしやすく補修やすいことをお伝えし、
無垢無塗装の杉をオススメしたいと思います。
【無垢無塗装の床板の補修】
用意するものは以下の3点です。
①アイロン
②霧吹き
③キッチンペーパー
どのご家庭でもある道具なので、気軽に補修できますね。
↓このように、傷凹みのある箇所を補修していきます。
↑スマホケース上の傷を補修します。
傷がある箇所にキッチンペーパーを置き、霧吹きで湿らせます。
キッチンペーパーが乾くまでアイロンをかけます。
キッチンペーパーが茶色くなりますが、板の表面に塗装をしていないので、色が乗り移ったのではありません。
乾いたキッチンペーパーをめくると・・・
凹んだ傷は膨張し、ほぼ分からなくなりました。
キッチンペーパーの跡の染みは水拭きで伸ばすと馴染んで消えます。
水拭きは無垢なので、目地に入っても全然かまいません。
フローリングだと、目地や、小傷に水が入ると経年変化でシートがめくれる可能性があります。
一方、無垢材はその心配がないので扱いやすいと思います。
あと、杉は他の木材に比べて安価でもあります。
ヒノキやアカシアやオークやサクラに比べても安価です。
弊社では、熊本県産の小国杉をまとめ買いしているので、他社より安価です。
阿蘇の地熱で低温乾燥させた杉は油分が多く、しっとりしています。
また、赤身と白身の差が少ないので見映えもいいです。
補修のしやすさも合わせて、扱いやすい床材なので、「無垢無塗装の杉」はオススメです。
「無垢無塗装の杉」、熊本県産の小国杉を体感したい方はぜひ、モデルハウスへお越し下さいませ。
床の補修も生で実演できます。
モデルハウス見学は以下をクリックして、お問合せ下さいませ。