30代の一級建築士が自宅を設計した時、
何を優先的に考えたのか・・・?
以下、5点を優先にしました。
① 雛段階段に面した吹抜けリビング
② 玄関からつながる土間収納
③ 回遊できる家事動線
④ バルコニーなし
⑤ 夫婦別寝室
① 雛段階段に面した吹抜けリビング
南面道路に面した敷地を有効活用し、リビングは南面に。
リビング上部を吹抜けにすることで、より明るく開放的に。
リビングから階段が見えるようにすることで、上下階の移動がわかりやすい。
1階と2階の空間のつながりを大切にしました。
② 玄関からつながる土間収納
両開きのドアを開けると、広い玄関。
奥の土間収納に自転車を入れるため縦長に3帖を確保。
自転車以外にも、ガーデニング用品、掃除道具、キャンプ用品、ベビーカーなどを収納し、すぐ取り出しできるように玄関に隣接させました。
③ 回遊できる家事動線
キッチン→パントリー(食品庫)→納戸(物干し)→脱衣室(洗濯機)
→LDK
キッチン→パントリー(食品庫)
パントリー(食品庫)→納戸(物干し)
納戸(物干し)→脱衣室(洗濯機)
グルグル一周できる回遊動線なので、家事動線が短縮できる
炊事、洗濯での行き来は毎日のことなので、合理的にしたいところ。
④ バルコニーなし
バルコニーは防水絡みのメンテナンス、掃除も面倒なので採用しませんでした。
その代わり室内干しできるように4.5帖の納戸を設けたので、バルコニーはなくても十分です。
天気の崩れ、花粉を気にすることなく部屋干ししたいところ。
部屋干しの嫌な臭いは、床に無垢の杉板を貼れば解消します。
⑤ 夫婦別寝室
睡眠の質、在宅ワーク、書斎などを考慮して別寝室に。
寝室が別でも吹抜けを介して行き来できるようにすると、閉塞感・疎外感はないですよ。
各寝室の吹抜けに面する壁に室内窓を設けることで、お互いの寝室が視界に入ったり、吹抜け下のリビングとのつながりもできます。
また、各寝室にウォークインクローゼットを設け、収納量を確保。
バルコニーがない分、寝室を広くでき、使いやすい空間になりました。
夫婦別寝室の間取りは、子育て世代のお客様には少ないですが、ご年配や夜勤のあるお客様の要望で過去にありました。
夫婦別寝室、ライフスタイルに合わせた結果の間取りです。
「間取り」は、字のごとく空間の取り合いです。
空間の「離す」・「くっつける」をバランス良くしたものです。
間取りは、敷地条件やお客様のライフスタイルなどに合わせていき、打合せを重ねることでバランスのいいものができると思います。
弊社では、建築士資格のない営業マンが設計の打合せをしません。
小さい会社ですが、3人の一級建築士が親身になって設計の打合せをします。
間取りのご相談、このモデルハウスの平面プランを見たい方は、ぜひお問合せ下さいませ。