2020年10月5日

太陽熱を利用して給湯と蓄熱式床暖房ができます。

 

こんにちは。

南矢三町モデルハウスは工事中ですが、新築をご検討中で見学をご希望の方にはいつでもご案内致しますのでお気軽にお問合せ下さい。

(※他社ハウスメーカー様、工務店様で成約済の方はご遠慮お願いいたします。)

 

これからの時期だんだん寒くなってくると、エアコンも暖房に切り替えたり床暖房をつけるようになりますが、弊社モデルハウスは太陽熱を利用した蓄熱式床暖房で24時間お家全体が暖かいのです。

今日は暖かい仕組みをご紹介します。

 

まずは屋根工事です。

昨今ガルバリウム鋼板の屋根が人気でお客様のお家でもよく施工しますが、遮熱性が低く、音の問題も少なからずあります。薄い鉄板を屋根にしてるようなもんですからやむを得ないですが。意匠デザインはやはりすっきりしてかっこいいです。あと軽いので地震時の負荷は少ないです。

それに比べ瓦は熱を伝えにくく、音の問題もほぼ無しです。重厚感があり、悪く言えばぼってりして見えたりで最近若いお客様にはあまり人気がないのが現状です。

どちらにするか悩みましたが、瓦でもすっきりして見えるデザインの三州スマート瓦を採用しました。

 

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太陽熱を集熱するパネルを置くために支持瓦をあらかじめ施工しておきます。

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こちらが集熱パネルです。太陽光発電パネルとは違いますのでお間違いないように。

この集熱パネルは金属の板にひと繋ぎの配管が入っており、地上に設置したタンクから不凍液を循環させ、このパネル内部を循環すると太陽の熱で不凍液が最大90℃近くまで温まります。

(曇り、雨天時は集熱温度が下がります。)

この温まった不凍液は、屋根裏→壁内部の配管(つなぎ目は有りません)を循環し、タンク内部の飲み水を温めます。

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日中晴天の日にはタンクの飲み水を60℃まで温めることができ、給湯にガスや電気がいらなくなります。光熱費ががらりと変わります。

 

さらに温まった不凍液は床下に施工した配管へ循環します。

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こちらの配管もつなぎ目のない一筆書きの配管です。リビングはもちろん廊下、トイレ、洗面脱衣室、玄関まですべてつなぎ目無く配管が続いております。

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この配管は架橋ポリエチレン管で屋内の給水・給湯配管と同じもので耐熱も95℃程度まで可能で非常にタフな材種です。

配管が施工できると、

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上からコンクリートを厚さ130~200ミリ程度打設し、配管を埋設してしまいます。

「コンクリートは一旦温もると石と同じで冷めにくい。」

温まった不凍液は数時間循環するとコンクリートを温めなかなか冷めないのです。

コンクリートの中には温度センサーも埋設しているので、低燃費で自動運転し24時間設定温度を保ちます。

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1階はほぼ全室床が暖かく、寒い部屋や廊下もなく、どの時間も暖かいのです。

暖かい空気は軽いので2階の部屋も暖めてくれます。これで全館暖房ができるのです。

 

外出先からの帰宅、お風呂を入る前の洗面や脱衣室、夜中のトイレや廊下、朝起きるとき、朝食をキッチンで作るとき、どの瞬間でも暖かく快適なのです。

 

この冬モデルハウスで是非体感してみてください。